新型ハリアーのガソリンFFモデルを試乗

ハリアーG トヨタ

フォレスターオーナーが新型ハリアーガソリン仕様に試乗した感想

今年注目の新型車の筆頭ともいえるトヨタ・ハリアーガソリンモデル試乗してきました。グレードはGの2WDです。次期愛車の筆頭候補はスバル・レヴォーグではあるのですが、もしまたSUVに乗り換えるなら、ということになればトヨタ・ハリアーも候補にあげようと考えているので試乗してきました。

といっても試乗予約が埋まっているため試乗コースは限られ、時間にすると数分だったか10数分だったかの僅かな時間でしかも市街地のみの試乗となりました。

そんな人気なハリアーですが走り出しはギクシャクした動きはなく結構滑らかでした。正直なところハイブリッドに比べ重量が軽いからといって決して軽快感があるわけではないのですが、重量感を感じながらもNA2000ccだからといってかったるい動きというわけではありません。また、動き出してからも市街地走行に限れば動力性能に不満は感じませんでした。このあたりについては、よく考えてみれば普段乗るフォレスターでもIモードがデフォルト設定になっており、街乗りでは意識的に踏み込まない限りはややもっさりとした動きなのでよほど元気の良い車、元気の良い運転をしている人でない限りは不足に感じることはないでしょう。

ただし、残念なことにエンジンスタート直後から発進後もエンジンルームからも結構なブルブル振動と音が伝わり、やんわりアクセルを踏み込んだ程度でもエンジン音は車内に透過してきます。ハリアーといえばこのクラス随一の高級感を誇る車で、遮音、吸音対策はバッチリ施されていると思っていただけにややゲンナリしてしまいました。最近試乗した設計の新しい車と比較すると、車格やボディ形状は異なりますがマツダ3よりも劣るような音質と制振性だと思います。ロードノイズなどの音の侵入はよく抑えられており好印象でした。もしかするとそれが原因でエンジン音が目立ったのかもしれませんし、グレードによる差異があるのかもしれません。

また、低速からグッと踏み込んだときはなかなか豪快にエンジン音が響き、排気量相応でトルクに余裕を感じさせるものではなく、加速させるにはそれなりにエンジンを回転させる必要があります。余裕の動力性能が欲しいと言う方は素直にハイブリッドを選んだ方がいいでしょう。ただ、低速域のCVTの出来はなかなか優秀でアクセル操作に対するレスポンスは私が乗っているフォレスターより優れていたように感じました。

ボディやステアリングはシッカリ感がありフォレスターほどスポーティーではありませんが、ハリアーは見た目だけと思っていると意外に感じるかもしれません。

ボディサイズは全幅1855mmとありますが大きくて運転しにくいといった印象はありませんでした。普段乗る車により印象は違うでしょうがすぐに慣れるのではないでしょうか。ですが、ディスプレイ(ナビ画面)が左前方の視界を遮っています。なかなか改良されることはないでしょうが無駄に太い枠を持っているディスプレイです。ぜひ改良して欲しいものです。

ハリアーのグレードと装備の設定がイマイチに思う

これはもうフォレスターに乗っている私の個人的意見ですがハリアーの装備設定にはがっかりしました。

どこにがっかりしたかというと、レザーパッケージを選択しないと助手席電動シート、シートヒーター、ステアリングヒーターの快適装備が付かない点です。車両価格約340万円のガソリンGであればまあギリギリ許せるのですが、約390万円のZ(2WD)ですらもそれらの装備が付いていないのです。レザーパッケージにすると+30万円となるわけですがそれでも後席はシートヒーターがありません。(ベンチレーション機能はすばらしい)

私が乗っているフォレスター(Premium)は運転席助手席電動シート、前席・後席シートヒーター、ステアリングヒーターが標準装備です。また、マツダCX-825Sプロアクティブも車両価格約340万円で運転席助手席電動シート、前席・後席シートヒーター、ステアリングヒーターは標準装備なのです。

Zを選んだ場合の話ではありますがNA2000cc+CVT+2WDというパワートレーンで車両価格で約400万円。さぞ快適装備テンコ盛りの車なのだろうと思いきや実はそんなことはなかったということで、これにはガッカリしました。Gでいいんじゃないかとも思いましたが、実際に見積もると12.3インチの大画面ナビを付けたくなったりして結局Zの方が無難だとなってしまいます。

シートヒーターなんかは別にいらないだろという意見もあるとは思いますが、一度この快適装備を味ってしまうと次の車でも欲しいと思ってしまうものです。ましてや現在の車よりも高級、高額車なのであれば当然ではないでしょうか。

そんなわけで今回ハリアーに試乗してみて改めてトヨタのグレード・装備設定はやはり上手と言うか、絶妙なところを突いてくるなという印象を受けました。新型ハリアー、私は早期の改良、グレード改編を望みます。